Lステップと自作Bot、LINEで月額が発生するのはどこか

LINEで予約を受けたい、お知らせを配りたい、という話になると、最初に出てくるのはLステップの料金ページであることが多い。LINE活用の入口がそこしかない前提になっている人もいる。実際には、LINE公式の Messaging API に自分のプログラムを直接つなぐやり方もあって、そちらだと月額が発生しない形に収まることがある。どちらが向くかは、送る量と、誰が中身を直すかで変わる。
月額と呼ばれているものは3つに分かれる
同じ「月額」という言葉で混ざりやすいので、分けておく。
- LINE公式アカウント本体の料金(配信する通数で決まる)
- Lステップのような外部ツールの利用料
- 自作する場合の、AI利用料とサーバー代
Messaging API へ直接つなぐと、2つ目が消える。1つ目と3つ目は残るが、条件次第で0円のままにできる。
0円でいられるのは「月200通まで」
LINE公式アカウントのコミュニケーションプランは月額0円で、無料メッセージは月200通。これを超えて一斉配信やリマインドを送りたいなら、月5,000円(税別)のライトプランへの変更が必要になる。コミュニケーションプランのままでは200通を超える配信そのものができない。
ここで効くのが、届いたメッセージへの返信は通数にカウントされないという仕様。Messaging API の Reply API、応答メッセージ、あいさつメッセージ、LINEチャットの送受信はカウント対象外になっている。お客さんが送ってきたことに返すだけの作りなら、通数はほとんど増えない。スタッフへの通知をメールで受ける形にすれば、その分の通数も掛からない。
ただし0円のままとは限らない条件が2つある。写真や手書きを読み取るのにAIを使う場合は、件数に応じた利用料がかかる。件数が大きく増えれば、無料枠のサーバーから有料のクラウドに移す必要が出る。
文面を本人が直せるかどうか
Lステップの月額に含まれているものの一つは、整った管理画面。配信や分析を本格的にやるなら、画面が用意されている分だけ早い。自作だと、その部分は自分で用意することになる。料金表や定型文をGoogleスプレッドシートに置いて、そこを本人が書き換えれば反映される、くらいまでは作れる。毎回開発者に連絡しないと文面が変わらない作りだと、小さな修正で止まる。
どちらが向くか
- 友だちに向けて頻繁に配信し、開封や流入を見ながら打ち手を変えたい → Lステップのほうが向いている
- 来た問い合わせに返す、受け付けた内容を記録する、配信が月200通に収まる → 自作で月額0円に収まる可能性がある
月額を払い続ける価値があるかどうかは、使い方による。配信が主役なら払う意味があるし、受付と記録が主役なら払わない形も選べる。どちら側かは、友だちの人数と月の配信回数を掛けてみれば、だいたい見える。
出典:LINE公式アカウント料金プラン(LINEヤフー for Business)。料金は改定されることがあるので、最新は公式の料金ページで確認してください。
どちらの作り方が合うかの切り分けについてはLINE Bot 設計・導入のサービスページに書いています。