給料王へのCSV取り込みは、何が入って何が入らないのか

給与ソフトのソリマチ「給料王」は、Excelなどで作った勤怠データをCSVで取り込める。公式のQ&Aに仕様が書かれているが、実際に作ろうとすると制約が細かい。読み取り側(タイムカードや出勤簿)の設計に関わる部分だけを、順番に整理しておく。対象は給料王18以降。
1レコード30項目、項目名の行は入れない
- 1レコード(社員1人分の勤怠)は30項目で固定。1行にカンマが29個必要
- 項目名の行(ヘッダー)は入れない。1行目から数字が並ぶ
- 有効な文字は半角数字とピリオドだけ。全角文字は取り込めない
- 時間は60進法。1時間30分なら「1.3」「1.30」「01.30」のいずれかで書く
- 30項目目(AD列)に「0」を入れる。データの最後を示す値で、省略できない
- レイアウト1・2・3で取り込める項目範囲が違う(1は1〜15番、2は20番まで、3は24番まで)。残りは予備項目で、データを入れてはいけない
- 20番目の「早出残業時間」は給料王にあらかじめ用意された項目ではないため、使うなら先に項目を作る
- 24時間を超える時間はExcelが「165:30:00」と秒まで表示する。表示形式を直してから保存しないと取り込めない
30項目はすべて「月の集計値」
項目名は、就業日数・出勤日数・欠勤日数・有休日数・出勤時間・普通残業時間・深夜残業時間といった並びになる。どれも1か月を合計した値で、日ごとの打刻を入れる欄はない。
これは読み取り側の設計に直接響く。タイムカードを1日ずつ読み取ったとしても、給料王へ渡す直前には月単位に畳む必要がある。逆に言えば、日々の記録は給料王の外に置いたままになる。どの日の打刻が怪しかったのかを後から追いたいなら、畳む前のデータを別に残しておくしかない。
通勤費はこの30項目に入らない
30項目に通勤費の欄はない。勤怠データの取り込みで通勤費が一緒に入ることはない、ということになる。通勤費を毎月手で計算している現場では、ここだけ別の経路として残る。給料王側で通勤費をどう持つのが実務上きれいかは設定次第で、一般解としては確認できていない。
間違えたときの挙動
不正な項目があると取り込みは止まり、エラーの内容がメモ帳で表示される。エラー行を飛ばして正しい行だけ取り込む選択もできるが、飛ばした行は後からやり直すか手入力になる。だから、取り込む前の確認のほうが安い。
出典:Excel等で作成した勤怠データを給料王に取り込む方法(ソリマチ製品Q&A)
紙や画像のタイムカードを読み取って、この形まで整える作業については勤怠OCRのサービスページに書いています。