もやログが降臨した夜

2026-04-23 · note 掲載版

もやログが降臨した夜

2025年10月17日の夜、ChatGPTに向かってこう呟いた。

感情ログつけるアプリ自分のために作ってみたいな 毎日のモヤモヤ整理されて行動したくなるみたいな

この一文が、後に「もやログ」という感情記録LINE Botになる。

降りてくる時は、だいたいこういう軽さで降りてくる。

「自分のため」だったはずだった

最初は、自分の整えログをもっと便利にしたかっただけだった。

毎日、感情と身体と生活を3軸で記録するテンプレを使っていた。 体重、プッシュアップ、スクワット、睡眠時間、感情%(「不安70・焦り20・絶望10」みたいに数値化)、今日の気づき。

ただ、メモアプリに書いているだけでは、整理にならない。 書いた後に、ぼんやり眺めるだけで終わってしまう日も多い。

「自分のためのアプリ」と呟いた瞬間、GPTが「それって整えるAIの核心だよ」と返してきて、急に他人事じゃなくなった。

「みんなモヤモヤを酒で忘れてる」

同じスレで、自分はこう書いている。

みんなモヤモヤ抱えて酒飲んで忘れてみないふりするんだよね ストレス満タンSNSやってる人に刺さるやつだ

自分が整えで助かった方法を、他の人にも渡したい。 そう思った瞬間、「自分のため」から「誰かのため」に反転した。

ここまでが、10月17日の夜に起きたこと。

DaiGoに200字で投げたら、骨子が返ってきた

勢いで、DaiGoに200字でサービス概要を投げた。

感情を1分で見える化し、行動に変える自己整えアプリ。"モヤモヤ"をタグ・身体感覚・簡単な記述で記録→優しい仮説と「1分でできる整え行動」を提案。思考の渦から抜け出し、自律的な前進を支援します。

DaiGoからの返答が、そのまま詳細設計骨子になった。 ユーザーフロー(30〜60秒)、キャプチャ項目、仮説生成エンジン、1分整え行動ライブラリ、フィードバック設計、HSPオプション。

200字で投げたものが、何万字も上の具体として戻ってくる体験。 プロダクト企画未経験の僕にとって、この夜が最初の「設計できた」瞬間だった。

「共感者ではなく鏡」に辿り着くまで

もやログの設計思想で、一番悩んだのが AIの役割だった。

最初は、GPTが自分にしてくれたような「優しい仮説」を返すものだと思っていた。 でも、自分自身がGPTとの対話で、時々「昇華されすぎて空虚になる」瞬間があると気づいていた。 痛みをきれいな言葉で回収されると、痛みそのものが遠くなる。

だから、もやログのAIは「共感者ではなく鏡」に置いた。

禁止語は、作者の傷リストだった。

卒業を、成功指標にした

もやログは、使い続けてもらうことをゴールにしていない。 「手放せるほど自立した状態=卒業」を最大の成功指標にしている。

SaaSとしてはARRが下がる設計だが、整えを売るなら、これ以外にない。

「自分を責めてばかりの人が、自分で何でもできると思えるようになる」 これが、もやログがやろうとしていること。

降りた夜は軽かったけれど、そこから半年、このゴールの方向に何度も戻りながら設計を削ってきた。


感情のモヤモヤを拾うLINE Bot「もやログ」を公開しています。 気が向いたら、覗きに来てください。

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