Codexに叱られる夜、40代未経験がLINE Botを作る

2026-04-22 · note 掲載版

Codexに叱られる夜、40代未経験がLINE Botを作る

2025年10月17日の夜、開発で詰まっていた。

その日はCodex(GPTによるコード生成)を使って、Google Cloud Functions にLINE Webhookをつなぐ作業をしていた。 5時間くらいキーボードを叩いたけれど、進捗という進捗はなかった。

その夜の日記に、こう書いている。

んー。今日は開発業務もう少し進むと思ったのにな 結局5時間くらいはやっていたのか。。 成果という成果は。。。うーんあまり目には見えないけど やっぱ一筋縄ではいかないな

40代、開発未経験。 Codexを過信して、一発で動くコードが出てくると思っていた。

「最後うまくいったと思ったらエラー」

その日は、最小構成のGCFデプロイ→LINE Webhook接続→Codex投入の流れでやっていた。

最後にうまくいったと思った瞬間、足元がヌルッといく。 開発者誰しも一度は迷子になる、GCPの森コース。

GPTに「Codexぶっこむ前の状態に完全に戻すのって難しい?」と聞いたら、「わりと難しい」と返ってきた。 Codexは複数ファイルにまたがって書き換えを提案してくるので、記憶だけで復元しようとすると、どこかで必ずこぼれる。

「まだそんなレベルなのか」

Codexの使い方をGPTに聞いた。

❌ NG:「LINE BotのWebhook全部書いて」 ✅ OK:「このファイルのこの関数だけを、こう修正して」

丸投げじゃなく、部分依頼で使う。 前提として、自分がコードの構造を把握していないと使いこなせない。

それを読んで、僕はこう返した。

まだそんなレベルなのか。。過信しすぎたなー

Codexは神じゃない。補助輪付きの開発者だった。 補助輪付きに頼り切ると、こちらが転ぶ。

過信しないと、最初の一歩が出ない

でも、と、今の僕は思う。

最初から「Codexは補助輪付き」と理解していたら、飛び込めただろうか。

過信しないと、未経験の領域には飛び込めない。 飛び込んでから、「なんだ、補助輪付きか」と気づく。その気づきが、次の一歩の燃料になる。

40代で未経験の開発領域に入った者としては、 過信して飛び込んで、叱られて、少しずつ補助輪を外していくしかない。

「何してたかわからない日」から掘り出せること

5時間やって、成果が見えなかった日。 何をしていたのか自分でもわからなかった。

でもGPTと会話しながら、こう整理できた。

何もしていないように見える時間の中身を、言葉にすると、確かに動いていた。

開発に詰まった日の価値を、ゼロにしないこと。 これも、40代未経験者が持てる数少ない武器かもしれない。

未経験を経験に変える、その時間の中身

あの夜から半年。 もやログもRepiMEMOも、ひだまりも、コードは動くところまで来ている。

毎回「なんとか動いた」みたいな進捗だけど、 今日のエラーログが、明日の自分にとって手がかりになる。 自分が詰まった場所を書いておけば、同じ場所で詰まっている誰かの道標になる。

未経験が、経験になる。 それは一晩では起きないけれど、5時間を繰り返した先に起きる。


個人開発の記録は、AkariLab X(@makochinta1) でほぼ毎日書いています。