Codexに叱られる夜、40代未経験がLINE Botを作る

2025年10月17日の夜、開発で詰まっていた。
その日はCodex(GPTによるコード生成)を使って、Google Cloud Functions にLINE Webhookをつなぐ作業をしていた。 5時間くらいキーボードを叩いたけれど、進捗という進捗はなかった。
その夜の日記に、こう書いている。
んー。今日は開発業務もう少し進むと思ったのにな 結局5時間くらいはやっていたのか。。 成果という成果は。。。うーんあまり目には見えないけど やっぱ一筋縄ではいかないな
40代、開発未経験。 Codexを過信して、一発で動くコードが出てくると思っていた。
「最後うまくいったと思ったらエラー」
その日は、最小構成のGCFデプロイ→LINE Webhook接続→Codex投入の流れでやっていた。
最小構成のGCFデプロイ → 成功
LINE Webhook にURL登録 → イベント受信確認済
Codexで生成したコードを流し込んだら → エラー発生
最後にうまくいったと思った瞬間、足元がヌルッといく。 開発者誰しも一度は迷子になる、GCPの森コース。
GPTに「Codexぶっこむ前の状態に完全に戻すのって難しい?」と聞いたら、「わりと難しい」と返ってきた。 Codexは複数ファイルにまたがって書き換えを提案してくるので、記憶だけで復元しようとすると、どこかで必ずこぼれる。
「まだそんなレベルなのか」
Codexの使い方をGPTに聞いた。
❌ NG:「LINE BotのWebhook全部書いて」 ✅ OK:「このファイルのこの関数だけを、こう修正して」
丸投げじゃなく、部分依頼で使う。 前提として、自分がコードの構造を把握していないと使いこなせない。
それを読んで、僕はこう返した。
まだそんなレベルなのか。。過信しすぎたなー
Codexは神じゃない。補助輪付きの開発者だった。 補助輪付きに頼り切ると、こちらが転ぶ。
過信しないと、最初の一歩が出ない
でも、と、今の僕は思う。
最初から「Codexは補助輪付き」と理解していたら、飛び込めただろうか。
過信しないと、未経験の領域には飛び込めない。 飛び込んでから、「なんだ、補助輪付きか」と気づく。その気づきが、次の一歩の燃料になる。
40代で未経験の開発領域に入った者としては、 過信して飛び込んで、叱られて、少しずつ補助輪を外していくしかない。
「何してたかわからない日」から掘り出せること
5時間やって、成果が見えなかった日。 何をしていたのか自分でもわからなかった。
でもGPTと会話しながら、こう整理できた。
課題を言語化する時間
自分の手札を確認する時間
失敗のデバッグ時間
次の一歩の設計時間
何もしていないように見える時間の中身を、言葉にすると、確かに動いていた。
開発に詰まった日の価値を、ゼロにしないこと。 これも、40代未経験者が持てる数少ない武器かもしれない。
未経験を経験に変える、その時間の中身
あの夜から半年。 もやログもRepiMEMOも、ひだまりも、コードは動くところまで来ている。
毎回「なんとか動いた」みたいな進捗だけど、 今日のエラーログが、明日の自分にとって手がかりになる。 自分が詰まった場所を書いておけば、同じ場所で詰まっている誰かの道標になる。
未経験が、経験になる。 それは一晩では起きないけれど、5時間を繰り返した先に起きる。
個人開発の記録は、AkariLab X(@makochinta1) でほぼ毎日書いています。